忙しい人のための要約
    ・ビタミンDが低いのは慢性疾患の結果である可能性がある。
    ・ビタミンD投与の悪影響は代謝のアンバランスが原因かもしれない。
    ・ビタミンDが低いときは炎症、栄養、生成など総合的に判断する必要がある。

     

     

    ◆ビタミンDに対する筆者の考え

    2年前(2018年)、このようなツイートをしました。

     

    ビタミンD低値は、代謝不良の結果として出てきたものでないかということです。

     

    最近、これを支持するような記事を見つけたので紹介したいと思います。

     

     

    ◆ビタミンDが低いのは慢性疾患(炎症)の結果である

    紹介したい記事は『Vitamin D Supplements are Harmful—Sunshine and Food Determine Health』です。

     

    興味ぶかいのは次の文章です。

    Eating the Western diet causes serious common chronic diseases. In an effort to heal, the body responds with repair processes that include inflammation. One of the responses to this inflammation is the lowering of the serum 25-hydroxyvitamin D in the blood. Thus, low vitamin D in the blood is a result of being ill, not the cause of sickness.
    西洋式の食生活は、深刻な一般的な慢性疾患を引き起こします。治そうとすると、体は炎症を含む修復プロセスで反応します。この炎症への反応の一つは、血中の血清25-ヒドロキシビタミンDの低下です。このように、血中のビタミンDが低いということは、病気になった結果であって、病気の原因ではありません。

     

    高容量のビタミンDを投与することで、骨折するリスクが増えるなどの悪影響が報告されています(1)。

     

    記事では、この悪影響はビタミンDを強制的に外部から投与することによる、代謝のアンバランスさがもたらしたものではないかと指摘しています。

     

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    ビタミンDはビタミンではなく、ホルモンのような物質です。

    ビタミンDは、ほかのビタミンと異なり食事や薬剤の摂取以外にも、日光を浴びることにより産生することができます。つまり、厳密にいえばビタミンではないわけです。

    ビタミンというのは①身体に欠かせない、②体内で産生(合成)できないという基準(条件)があり、それを満たしていないので、どちらかといえばホルモンに近い存在であるわけです(作用としてはステロイドホルモンに似ている)。

     

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    ◆ビタミンDが低いときには

    ビタミンDが低いときは、まずは慢性疾患の治療をおこなうことが重要かもしれません。また、ビタミンDが活躍するには、マグネシウムや鉄といったミネラルも欠かせません

     

    ビタミンDの低値は、慢性疾患やミネラル不足、生成不足(日光の不足など)などは複合的に影響を及ぼしていることが考えられるため、個別的な検査(評価)が必要でしょう。

     

    【文献】
    (1)Sanders, Kerrie M., Geoffrey C. Nicholson, and Peter R. Ebeling. “Is high dose vitamin D harmful?.” Calcified tissue international 92.2 (2013): 191-206.

     

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