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Twitterでポジティブなことを呟く人は行動量が多い

忙しい人のための要約
ツイートする言葉がポジティブである人ほど、行動量が多いということがわかっています。行動量が多ければそれだけ幸運をつかむ可能性も高くなるかもしれません。行動量を増やしたい人はツイートの言葉を意識して変えてみてはどうでしょうか。

 

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目次

◆ポジティブなツイートと行動量の関係

2013年、アメリカに住んでいる18万人を対象にして、ツイートの幸福レベルと行動量に関係について分析した報告があります。その報告では以下のように、ツイートしている単語を、幸せレベルで分けています(ポジティブな言葉は幸せレベルが高く、ネガティブな言葉は幸せレベルが低くなっている)。

 

単語(幸せレベル)

幸せレベルが高い:Happy(8.30)・Hahaha(7.94)・Fresh(7.26)・Cherry(7.04)

幸せレベルが中間:and(5.22)・the(4.98)・of(4.94)

幸せレベルが低い:Down(3.66)・Worse(2.70)・Crash(2.60)・War(1.80)・Jail(1.76)

 

ツイートの幸せレベルの平均値と行動量の結果は、以下のようになりました。

 

資料(1)より引用改編

 

幸せレベルが高い人、つまりポジティブな言葉をツイートしていることが多い人は、行動量が多いということがわかりました。

 

行動量が多いから幸せなのか、幸せだから行動量が多いのかわかりませんが、循環的な因果関係もありますから、行動量を増やしたい人はポジティブなつぶやきを増やしてみるのもありかもしれませんね。心が変われば行動が変わるということもあると思います。

 

 

◆いい言葉はいい人生をつくる

精神科医の斎藤茂太は、著書『いい言葉がいい人生をつくる』のなかで、明るい言葉を使ったほうがよいと勧めています。

 

よく、明るい性格とか暗い性格とかいうが、電球ではあるまいに、性格にそんな分け方はない。性格とは、りんごの芯のように固い(不変の)部分と、果肉のように環境要因などで大きく変容する(可変の)部分の両方から成り立っている。明るいとか暗いとかは、決定づけられている芯の部分というより、気の持ちようや、ものごとの受け止め方、生きる姿勢といったほうがよい。ある程度は自分でコントロールできる部分なのだ。(中略)

雨の日に、「雨はゆううつだなぁと」と考えるか、「これでむし暑さもおさまる。ありがたい」と考えるか。考え方をほんの少し変えるだけで、その日一日の心情が一八〇度、変わってしまうのだ。ものごとの感想を述べるとき、明るいファクターから口にするように習慣づけよう。性格は、そんなふうに変える、というよりコントロールしていくとよい。

いい言葉がいい人生をつくる』P25-26

 

齋藤茂太が言うように、明るい言葉を口にすることで、明るい気持ちになるということはあると思います。

 

 

◆「推測」と「空想」を区別しよう

ポジティブ思考は大切ですが、きちんと区別して利用しないと、逆に不幸になってしまうかもしれません。2002年のOettingenらの報告によれば、ポジティブ思考と一口に言っても、「推測」と「空想」を分けて考えたほうがよいと示唆されています(2)。

 

簡単にいえば、「推測」というのは現実的できちんと根拠がある未来の予想のことです。たいして、「空想」というのは、非現実的で根拠がない未来の予想のことです。

 

たとえば、以前にカロリー制限で〇〇kg痩せたから、今回は半年間で5kgの減量を目指そうみたいなのは「推測」になります。たいして、なんにもしていないけど自分の痩せた姿をイメージしているのが「空想」になります。

 

本報告では①仕事を探す、②恋愛の相手を探す、③試験の成績、④外科手術のリハビリなどを調査し、ポジティブな空想をしている人のほうが結果が悪いことがわかりました。ポジティブにとらえるといっても、現実に即して考える(推測する)ことが大切ということですね。

 

ポジティブな空想ではなく、ポジティブな推測をうまく利用し、楽しく生きていきたいものですね。

 

【資料】

(1)Happiness and the patterns of life: a study of geolocated tweets.[PMID:24026340]

(2)The motivating function of thinking about the future: expectations versus fantasies.[PMID:12416922]

(3)いい言葉はいい人生をつくる、斎藤茂太、成美文庫、2005

(4)医学データが教える 人生を楽しんでいる人は歳をとらない、川田浩志、ディスカヴァー、2015

 

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